1973年にラリーの世界選手権としてスタートしたワールド・ラリー・チャンピオンシップ(WRC)。
ランチア ストラトスは、このラリー戦で勝つために開発された生粋の“パーパス・ビルド・マシン”であった。
ベルトーネデザインの美麗なフォルムとは裏腹にフェラーリ ディーノV6エンジンの野獣の如き走りは1970年代WRC草創期のあらゆるラリーコースを席巻。ランチアは1974年から1976年のマニファクチャラーズタイトルを3年連続で獲得する快挙を成し遂げた。
華麗な伝説をまとうラリーカーの傑作、ランチア ストラトスがいま甦る!
WRCで勝利するために動き出したストラトスの開発プロジェクトは、なにもかもが革新的だった。ベルトーネによる優美なデザイン。丸ごと着脱可能な前後ハッチの構造や、わずか800kgという驚異的な軽やかさ。
そして、2.4リッター65度V型6気筒のフェラーリ ディーノ エンジンが叩き出す280馬力を超えるハイパワー。高性能車を意味する「HF」を冠したストラトスが、難しく過酷な1970年代のラリーコースの数々を走破し、勝利を重ねることができたのは、当時のラリーカーでは突出した究極的な高性能を備えていたおかげだった。
本シリーズの製作モデルは、サンドロ・ムナーリが駆った登録番号「TO M54374」のストラトスHF。アリタリアカラーに10番のゼッケンが付いた1973年の開幕戦、ラリー・モンテカルロのディテールが精密に再現されている。前後ハッチの開閉機構や、着脱可能のライトポッドカバー、ホイールやタイヤ、リアルなコクピット、もちろんミッドシップに搭載されたディーノV6エンジンまで、稀代の傑作ラリーカーの真髄を堪能することができる。
コントローラーで操作できる動作
縮尺 | 1/8 |
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全長 | 46.4cm |
全幅 | 21.9 cm |
全高 | 13.5 cm |
材質 | マルチマテリアル(亜鉛ダイキャスト、ABS、PS、軟質樹脂など) |
Rally Monte Carlo 1976
winner #10 Sandro Munari / Silvio Maiga
エンジン | 形式 | ミッドシップ横置き |
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65度V型6気筒DOHC 4バルブ(DINO 246GT) |
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総排気量 | 2418 cc | |
最高出力 | 290 ps /8000rpm | |
最大トルク | 30.6 kg-m/6000rpm | |
トランス ミッション |
5段MT 後輪駆動 | |
サスペン ション |
(前)ダブルウィッシュボーン (後)マクファーソンストラット |
ブレーキ | ベンチレーテッド ディスク |
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シャシー& ボディ |
スチールモノコック FRP製ボディ |
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サイズ | 全長 | 3710 mm |
全幅 | 1750 mm | |
全高 | 1110 mm | |
ホイルベース | 2180 mm | |
車両重量 | 970 kg | |
設計/ デザイン |
ベルトーネ/ マルチェロ・ガンディーニ |
コレクションの保存に便利な特製バインダーをご用意いたしました。
バインダー1冊でマガジン15 冊が綴じられます。
前後ハッチやルーバーは
フックや割りピンによる
実車同様の開閉機構を再現
フェラーリ ディーノのV6エンジンを
リアミッドシップに搭載
ボディデザインを統括した
名門カロッツェリア、
ベルトーネのロゴ
ストラトスの名をラリー界に
轟かせたドライバー、S.ムナーリと
ナビゲーター、S.マイガのネーム
フロントハッチ内部には
ピレリP7の
スペアタイヤを格納
ヘッドライトとライトポッドは
LEDによるパワフルな光量
ライトポッドカバーは着脱も可
黄色が目を引くホイールは
カンパニョーロの5本スポーク
濃緑とイタリアンレッドが鮮烈な
アリタリア航空のカラーリング
1976年WRCグループ4の覇者
ゼッケン10番の車体を忠実再現
ピレリP7のロゴ入りタイヤは
軟質樹脂製。トレッドも再現されている