工程やテクニックごとに、必要な道具や材料があります。
基本の作業をていねいに繰り返すことで、
スキルアップにつながります。
型紙を用意し、革包丁で革を裁ちます。革を貼り合わせたら穴を開け、ていねいに手縫いをします。これが基本の工程です。
カービング(彫刻)は、湿らせると細工しやすくなるヌメ革の性質を生かした技法です。切込みを入れる「カッティング」と、立体感を出すために刻印を入れる「スタンピング」の二つの技法が組み合わせれています。
ナチュラルなヌメ革は、全体を染めたり「ふき染め」でスタンピングを目立たせたりと、お好みの染色ができます。コバ用仕上げ剤で各パーツのコバを磨いて、毛羽立ちを抑え艶やかに仕上げます。
ポンチやハトメ抜きで、穴を開けたり金具を付けます。金具は作品の印象を決めるともいわれ、数多くの種類のなかから選ぶ楽しみもあります。